焦りながらも、黙々と進めていく。





何も聞こえなかったはずの耳に聞き慣れた声がした。






「この間はすいませんでした・・・・・。まさか、酔いつぶれるとは・・・。」






「いえ、うちの主人こそ。ご迷惑おかけして。」





段々と近づいてくる声を無視しながらも仕切れず耳に集中。





すると、扉の開く音がする。





「相沢か。テスト勉強か?」



「はぃ」



「そうか、頑張れよ、範囲狭くはないからな。」




「はぃ」




入ってきたのは、先生と家庭科の森口先生



・・・・あぁそっか、森口先生の旦那さんは先生の親友だっけ?