習い事をしてるときは頑張っていた。 何もかもを忘れる唯一の手だったから。 音楽もそのひとつ。 だから、ピアノを弾ける子や絶対音感を持っている子が羨ましかった。 思い出せば出す程、重たくなる。 どうも、親とあの頃のことになると気持ちを持ち上げられなくて、どうしても泣きたい気持ちになる。 弱い。脆い。負の感情がふつふつと浮かび上がる。 こうなったら、止まるのを待つしかないんだ。