「お前、こんな所で何してるの。」
「先生こそ・・・。」
「俺? 俺は見ての通り。」
そう言った先生の下には・・・・・・・
「わん!」
「!? わんちゃんだぁ!!」
「触っていい!?」
「あぁ・・・。」
普段と違う私にびっくりしてる先生をよそに柔らかい毛並みに触れる。
「名前なんているの?」
「カノンだよ。」
ゴールデンレトリバーのカノンは、こっちを見ながらしっぽをふりながらこっちを見てる。
「随分、好かれたなぁ。 飼い主としてはちょっと傷付くんだけど。」
「えー なんで?」
「俺の前でこんなキラキラした顔しない」
「好かれてないんじゃなーい?」
「お前なぁー・・・。」