はははっと笑いながら水を飲もうと台所に向かうため立ち上がる。
『あ、起きた?おはよ』
『はい、おはようございま…』
って、はい?
『うん?』
ぎょえっ…
自分のほっぺたをつねる
『いひゃい…』
痛いということは…夢じゃな…い…
『何やってんの自分のほっぺたつねって』
もしかして…いや、もしかしなくてもドM!?って笑う雅樹さん
『違っ…誰がドMっ…私は立派なドSですよ♪』
誇らしげに胸をはる私。
するとどこから出して来たのか前の前の2点の数学のテスト用紙をヒラヒラする
『ぅおおっ!?なぜそれを』
『落ちてたんだってよ』
取ろうとするもヒョイと立ち上がりテスト用紙を空中でヒラヒラする
『返してっ…くださいっ!!』
ピョンピョン飛んでもむなしいだけで…
『意地悪〜っ!!』
そう言って飛んだ瞬間…
『ぅわっ…』
『ぅおっ…』
バランスを崩して雅樹さんに飛び込んだ私のせいで雅樹さん自身もバランスを崩し、ソファーに倒れ込んだ。
『…いたたっ…』
『っ…大丈夫か?』
大丈夫ですって言おうとして顔を上げると