1人になった保健室であたしは胸の中にためていた気持ちを声に出していた。 「ここの学校に来たくないよ。前の学校に戻りたい。どうしよう。・・・麻里ちゃん、祐真。」 この小さなつぶやきを聞いていた人がいるとも知らずに・・・。