「傷、大丈夫?」

「うん。」


あの子たち頭使ったな。わざと見えないところに傷作ってる。


「・・・ゴメン。僕のせいで。」


慎くんは謝ってきた。


「そんな謝らなくていいよ!!慎くんが悪いわけじゃないんだし。」

「本当ごめんね。」

「いいよ。そんなに気にしてないから。」

「あ、そういえば美雪をボロボロにした奴らのことなんだけど、僕が片付けといたからね。」

「え!?」


慎くんは”何でもないよ”って笑って保健室を出て行った。