「お嬢サマ。アンタじゃだめだ。」

「なぜ?あたしの何がダメなの?」

「俺さ、アンタみたいなのが一番ヤなんだよね。」

「なんてこというの!?神田、この男をどうにかしなさい!」

「・・・・・・。」

「まぁ、俺はそこまでヒドイ奴じゃないから、祐真がお嬢サマのこと気に入ったんなら祐真の好きにさせるよ。」

「・・・なら、祐真くんがあたしを好きになったらいいのね?」

「あぁ。」


転入生はやる気満々だ。

無理に決まってんのに。


「俺、龍と話したいことがあるからしばらくの間お前ら2人部屋に入ってて。」


神田龍と話したいこと?昔の思い出話とかかな。

ってか、転入生を俺の部屋に入れんの?嫌なんだけど・・・。

まぁ、兄貴の頼みだししょうがねえな。