-Yuma-

俺らは今、美雪の病室に来ている。

ベッドに横たわっている美雪は死んでいるかのように顔色が悪い。

病気になったわけじゃねえのに。


「美雪、意識戻るよね。
このまま意識戻らなかったりしないよね。」


慎が美雪の頬をゆっくりとなでながら言った。


「わかんねえ。けど、信じて待つしかねえよ。」

「・・・だね。」


悲しそうに慎は笑う。

俺は美雪の手を取り強く握った。

その時。