-Yuma-

美雪の居場所を病院のロビーで聞いた俺は急いで病室へ向かった。

そこに行くと、慎や宮崎さん、蓮、兄貴、龍がいた。

あと、今の学校の友達であろう女3人。


「美雪は!?」


俺が聞くと無言で慎が一点を見つめた。

その視線の先には“手術中”の赤いランプ。


「・・・美雪、がんばってるよ。」


慎が普段では考えられないような細い声で言った。