「あなたが相田さん?」


後ろから声をかけられたから、あたしは振り返った。


「私はあなたのクラスの担任の田中です。これからよろしくね。」


わぁ。きれいな優しそうな先生だぁ。


「あ、はい。よろしくお願いします。」


あたしはペコリと頭を下げた。


「ここの学校けっこう広いから、迷子にならないようにね。」

「わかりました。気をつけます。」


あたしは先生に連れられ“2-1”の教室に着いた。