「彼氏でもないのに?」

「そんなこと言ったらそっちもじゃん。」


慎くんと祐真が言い合ってる。

2人の様子をうかがうと、祐真は怖い顔してて慎くんはいつもの余裕そうな顔。


「美雪消毒しないとな。」


今度は祐真があたしに近づいてきた。

抵抗しようとしたのに、祐真の片手にすっぽりとあたしの両手が収まってしまった。