-Shin-

『もう、祐真くんったら!』


この声は夏祭りの時に祐真と一緒にいたヤツだ。

美雪もソイツに気がついたみたいだ。


「美雪、ちょっとガマンして。」


俺はそう囁いて美雪を抱きしめた。