俺の視線の先には会いたかった人がいた。

そしてその隣には美雪と一緒にいて欲しくないヤツ。

美雪と慎もこっちに気づいた。

慎は美雪の耳元に何か囁くと


「わっ・・・!?」


美雪を抱きしめた。


「あのカップルラブラブね、羨ましいわ。」


俺以外の奴は美雪たちを気にせず自分の時間を過ごしている。

そして予想をしていなかったことが起こった。