「僕、美雪が来ること知ってた。何で知ってたのかは言えないけど。
廊下で声をかけたのも偶然じゃない。
あそこで美雪が来るのをずっと待ってたんだ。」


うそ・・・。驚きで声も出ない。


「不思議に思わなかった?初対面のはずなのに美雪の名前を知っていたこと。
放課後なのに僕があそこにいたこと。」


確かにあの時疑問に思った。

何で知ってるんだろう?って。


「僕が美雪に近づいたのも美雪に好意があるわけじゃなかった。ただ興味があっただけ。」


え・・・。

次々と明らかになっていく事実。