何に対しての宣戦布告だよ。

まさか・・・美雪?


『わかった?
君が思ってるとおり、美雪のことだよ。』

「宣戦布告ってこないだの夏祭りにもしたじゃん。」

『あれはただの脅し。今日のは本気!』

「・・・で?お前は何が言いたい?」

『だから、今までは美雪をただ見ているだけだったけど、これからはガンガン攻めていく、ってこと。』

「そうか。」

『いいの?美雪をもらっても。』


慎は驚いたように聞いてきた。