嬉しいんだか



悔しいんだか




分からない



でも胸がポッカリ開いたような悲しいキス



「イヤだった？」



「結人は…私も大勢居る中の女の子と一緒にしたいの？」



「ちがうっ!!」



「何が…どう違うの？」



「よりを戻したい…んだけど。ずっと思ってたハルが好きだって、ハルを大切にしたい、ガキだった俺を見守ってくれてたハルを今度は俺が守りたい。」



思ってもみなかった言葉に口が塞がらない



変わらないと思ってた結人はいつの間にか大人になっていた



変わらなかったのは自分の方だった