「おやすみ…茉央。」



いつものように風呂に入れ、しばらくしてから眠りについた茉央に、俺はタオルケットをかけてやった。



暑いけど…
そのまま寝て、風邪でも引いたら大変だからな。



「かーくん、いつもありがとう。本当助かる♪」



茉央を寝かし付け、寝室から出た俺に、真っ先にお礼を言う希。



「いいよ、別に。俺はやりたくてやってるんだし。」



「…やっぱり最初に思った通りだったね。私、かーくんは絶対良いパパになるって、確信してた!」



お前なぁ…



「希、大袈裟だよ。俺、まだまだ頑張らないと…」



「大丈夫!今のままでいいよ。いい?かーくん。これ以上…無理するな!!」



俺がよく言うセリフを取って、希は満足気に笑う。



「希……」



「それと、たまには自分を気遣うこと!私や茉央やこの子のことばっかり、考えなくてもいいんだよ?」