三上さんが教室を飛び出してしばらくすると中山君が後ろのドアから現れた。
教室で盛り上がっている華達を真っ直ぐに目指して行く。
「あれ?1組来るなんて久しぶりじゃん、中山ぁ」
「どもども~」
なんて普通のテンションでクラスの男子に答えながら、私の前も目をあわさずに素通りした。胸がズキンと痛む。
そして華の周りに集っているの女の子達を『ちょっとごめんよ、ごめんよ~。イケメンが通るよ』とかきわける。
『えええ?イケメンどこどこ?』
『ここ、ここ~』
そんな会話を繰り返し中山君は華にたどり着いた。
「華ちん」
「あ、中山じゃん?」
顔を上げた華の手から静かに萌木を取り上げる。
教室で盛り上がっている華達を真っ直ぐに目指して行く。
「あれ?1組来るなんて久しぶりじゃん、中山ぁ」
「どもども~」
なんて普通のテンションでクラスの男子に答えながら、私の前も目をあわさずに素通りした。胸がズキンと痛む。
そして華の周りに集っているの女の子達を『ちょっとごめんよ、ごめんよ~。イケメンが通るよ』とかきわける。
『えええ?イケメンどこどこ?』
『ここ、ここ~』
そんな会話を繰り返し中山君は華にたどり着いた。
「華ちん」
「あ、中山じゃん?」
顔を上げた華の手から静かに萌木を取り上げる。