「……華、じゃ、あれは?」
と銀と赤に向かって後方から走ってくるガタイの良い黄色を指さした。
ただの話題変換のつもりで指した黄色だった。
「え?あれ!?え~!サチって趣味悪ッ!マジ?」
返ってきた台詞に目眩がした。
なんだ、その話の飛躍!?
いつ私が黄色を好きだと言ったのか教えて貰いたい。
やっぱ無理。私、この女無理。
顔、可愛いのは認めるし、スタイル良いのも認めるけど。
容姿が良い分だけ、更に無理な気も……。って言うかこれはただのコンプレックスか。
けど去年一年間、培ってきたこのゆる~い繋がりを断ち切る訳にもいかない。
断ち切ったところで困るのは私なのだから。
耐えろ、私。耐えるんだ!
心の中に渦巻く気持ちをなんとか下へ下へ追いやる。
「あぁ、けど中山はBランク。顔はゴリラだけどさぁ、なんてったってあの二人と友達だから、本来ならランク外でもいーくらいだけど、B。良かったね、サチ」
と銀と赤に向かって後方から走ってくるガタイの良い黄色を指さした。
ただの話題変換のつもりで指した黄色だった。
「え?あれ!?え~!サチって趣味悪ッ!マジ?」
返ってきた台詞に目眩がした。
なんだ、その話の飛躍!?
いつ私が黄色を好きだと言ったのか教えて貰いたい。
やっぱ無理。私、この女無理。
顔、可愛いのは認めるし、スタイル良いのも認めるけど。
容姿が良い分だけ、更に無理な気も……。って言うかこれはただのコンプレックスか。
けど去年一年間、培ってきたこのゆる~い繋がりを断ち切る訳にもいかない。
断ち切ったところで困るのは私なのだから。
耐えろ、私。耐えるんだ!
心の中に渦巻く気持ちをなんとか下へ下へ追いやる。
「あぁ、けど中山はBランク。顔はゴリラだけどさぁ、なんてったってあの二人と友達だから、本来ならランク外でもいーくらいだけど、B。良かったね、サチ」