「華はたぶんずっと中山君が好きなんだよ。小学校の時から」
私の目はいつもの何倍にも見開かれていたんじゃないかと思う。だって『ランク外の君』とか言ってたじゃん。
「あの2人、家も近いし中学の時もそれなりに仲良しだったんだよ。幼馴染みたいなモンみたい。華がこの学校来たのだってたぶん彼がここに入学するって分かってたからだろうし」
「あ……そう。そうなんだ?そうなんだ……」
動揺していた。あんなに可愛い華が実は私のライバルだったって事に。灯台元暗しもいいトコだ。
「私、偶然見ちゃったんだ。高校入ってすぐの頃、華が中山君に『付き合っちゃう?』ってふざけた感じで言ってたの。ま、中山君ってあんな感じの人だからOKしちゃうのかなって思ったのね?でも『俺、好きな子いるから。ごめんね華ちん』って」
ここまで言うと恵美は私を肘で小突く。
「まさかそれがサチだったとはねぇ。お姉さんもビックリ」
私の目はいつもの何倍にも見開かれていたんじゃないかと思う。だって『ランク外の君』とか言ってたじゃん。
「あの2人、家も近いし中学の時もそれなりに仲良しだったんだよ。幼馴染みたいなモンみたい。華がこの学校来たのだってたぶん彼がここに入学するって分かってたからだろうし」
「あ……そう。そうなんだ?そうなんだ……」
動揺していた。あんなに可愛い華が実は私のライバルだったって事に。灯台元暗しもいいトコだ。
「私、偶然見ちゃったんだ。高校入ってすぐの頃、華が中山君に『付き合っちゃう?』ってふざけた感じで言ってたの。ま、中山君ってあんな感じの人だからOKしちゃうのかなって思ったのね?でも『俺、好きな子いるから。ごめんね華ちん』って」
ここまで言うと恵美は私を肘で小突く。
「まさかそれがサチだったとはねぇ。お姉さんもビックリ」