私はどこにでもいる極々普通の女子大学生。
今日から2学期。
私は慌てて着替え、電車に乗り込む。
『ふ~、間に合った。』
いつもこんな感じの私は、みんなからこう呼ばれてるの。
“ドジっ子マッキー”
別にドジじゃないんだけど…
なんでみんなそう呼ぶのかな?
電車を降り改札口を通ろうと、鞄に手を突っ込み定期券を探した。
がさがさ…
あれ?…て、定期券がない!?
いつもならここに入れてるはずなんだけどな(焦
鞄をくまなく探した。
鞄の中身を広げてまで探した。
だけど、見つからなかった。
駅員さんに正直に話そう。
私は駅員さんに全て正直に話した。
『私、どこかで定期券なくしちゃったんです。』
が、駅員さんは信じてくれなかった。
「困りますねぇ。
これで何回目?
この前もこういうことあったよね?」
うっ…
『…はい。』
「今回は代金払ってもらうよ。」
『…はい。』
バイバイ、私のおこづかい(泣
財布を出そうと鞄に手を入れたが…
どうしよう!
財布を家に置いて来ちゃったよ!!
財布を家に忘れるなんて、私のバカ!!
その時、後ろから手が伸びてきた。
「はい、お金。
俺が代わりに払うよ。」
そう言って、駅長さんにお金を渡した。
『えっ…?』
見上げると、すぐ近くに男の人の顔があった。
しかも、超美形の男子。
『……。』
この人、誰…?
じーっと見ていると、男の人と目線が合った。
男の人はにこっと笑うと言った。
「開いてるよ、口!」
っ!!
慌てて口をぎゅっと閉じた。
『えっと、ありがとうございましたっ!
お礼したいので名前教えてくれますか?』
すると、男の人は言った。
「君、ドジっ子マッキーでしょ」
『えっ、どうして知って…』
「俺は、OX大学4年の田中 明裕。」
明裕っていうんだ。
OX大学…
『って、えぇぇぇ?!?!
同じ大学?!』
こんな美形男子がOX大学にいたんだ!
「よろしくね、ドジっ子マッキー。」
そう言うと田中くんは、私の手を無理やり手に取り握手した。
『その呼び方やめてください。』
少しふてくされたように言った。
「だってみんなそう言ってるだろ?」
『そうですけど…』
「じゃあなんて呼んでほしい?」
改まってそう言われると…
麻希、まーちゃん。いや、まきまき。
『………。』
「じゃあ、ドジっ子マッキーに決定ね!」
『えぇぇ?!?!そんなぁ(泣』
もっと良い名前考えとけばよかった。