「凛が悪いんだぞ?優しいし、かわいいし・・・・・・ 俺の気持ちわかってくれるし、一生懸命だし。だから・・・・・・好きになっちゃったんだから」
好き・・・・・・?
本当なのかな。
私が鉄平にドキドキしていたように、鉄平も私にドキドキしたりしたのかな。
「とりあえず、最後の試合頑張れよ」
「3勝したらごほうびくれる?」
「何が欲しい?」
何って・・・・・・
私、何期待してるんだろう。
「3勝できたら・・・・・・一生俺のこと好きでいていいよ」
一生?
私はゆっくりと息を吐き、気持ちを落ち着かせた。
「3勝できなかったら?」
「罰として、一生俺のことを好きでいなさい」
鉄平・・・・・・!!!
私は自分から鉄平の胸に飛び込んでいた。