―厳しい練習―
戻ってきた仲間と運動場を走る。
「てか10周走れとか、その人何者なの?」
「コーチ来るなんて聞いてなかったよね」
「でも先生はもう歳だからね」
ブツブツ言いながら走る。
いつもは大嫌いなランニングも、なぜか心が弾んでいた。
理由はわかってるんだけど。
まだ誰にも言えない。
言わない。
だって、誰かの心の中で動き出すのが怖かった。
誰かが好きになってしまったらどうしようって思うと・・・・・・
怖い。
私が一番だもん。
宮崎鉄平は、私は最初に見つけた人だもん。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…