俺はドアを少し開けた。

すると声がした。

「…ユイ…何で10年前俺の前から姿消したの??」

「…」

ユイは沖永の質問にずっと黙っていた。

「…黙ってちゃわかんないだろ!!!」


バンッ...!!!


嘘だと思った。


沖永がユイを殴る何て信じられなかった。


ユイは床に倒れ込んだ。


「………沖永くんの前から姿を消したのは……こうやって殴るからでしょ…??あたしに痣を作って……」


ユイは泣きながら言った。


俺はその場を見てることしか出来なかった。


助けたい。


そうは思わなかった…


ただただ…沖永が殴る何て信じられなかったから…