「…同じ歳じゃないんだ…俺より2年下だったきがした…」

俺たちは医大2年。ユイは高二。

これで全て口実がそろった。

完璧にユイだ…



沖永にユイを会わせたい。

でも俺を好きって言ってたユイを今沖永に会わせたら失礼になるか…??


俺は頭がパンクするほど考えた。


すると声がした。

「…荘司!!!遅いから見に来た…………………………………」

ユイは俺を見て微笑んだあと沖永の存在に気づいて言葉が止まった。


「ユイ…!?ユイ…ユイ…」


沖永はそういいユイに抱き着いた。

ユイは涙を流していた。

でも沖永を抱き返そうとはしなかった。

表情が固まったかのようだった。

ただひたすら涙を流し続けていた。

俺は抱き合って?いた二人を残し公園を出た。

夏の暑い日差しは俺を照りつけた。

俺は駄菓子屋まで急ぎ足で帰った。

沖永とユイ…幸せにな…

そう願いながら一歩一歩踏み出した。

悪いことをしてしまった沖永には幸せになって欲しかった。心から。