“お前が俺の後を継ぎたいだ?ふざけんなっ!!!お前何かこれっぽっちも期待してねーんだよ!!出てけっ!!”




俺は家に帰るなり父さんにそう言われ、殴られた。


訳がわからなかった。

今まで期待してくれてたと思った父さんに裏切られた気分だった。


俺は悲しみに満ち溢れ家を出た。


通帳をちゃんと持って。


大学何か行きたくない。


でも行かなければならない。


そう思い、俺は今日の寝床に大学を選んだ。

大学なら…暑いかもしれないけど…保健室がある…


ベッドで寝れる。

そう思い、保健室へと俺は足を動かした。







ガラッ…

扉を開けると中は真っ暗。

俺は急いで電気をつけた。

「…暑い…」

俺はそれだけ言うとクーラーを付けた。


ブォーっと言うクーラーを見つめて俺は一筋の涙を流した。


俺は…


親に…


捨てられたんだ…


そう思いながら。