「ただいまぁ!!」
「…お邪魔します…」
俺らは駄菓子屋に到着した。
「おー兄ちゃん!!ユイをよろしくな〜!!」
おっちゃんが変なことを言い出す。
「…え??」
俺は訳がわからず聞いた。
「ユイは兄ちゃんに一目惚れしたんやから兄ちゃんもユイの気持ちに答えたれやぁ!!!」
おっちゃんはいきなり俺とユイをふたりきりにした。
「…」
「…」
お互い何もしゃべらなかった。
変な緊張が俺らを襲ったから。
「…ユイ…まずは友達からだよな…??」
俺が聞いたらユイは笑った。
「当たり前じゃん!!荘司にやっと信じてもらえたからもっと信じさせてから!!」
ユイは俺のホッペをつねりながら言った。
俺もユイのホッペをつねりお互い変な顔で笑い合った。
俺…ユイを信じたい。
そう思えた。