《〇×に到着でーす》
俺は機内放送で目が覚めた。
のそのそと機内から人が減っていく。
「…降りるか…」
俺はキャリーバッグを持って廊下を進んだ。
さて、これからどこに行こうか。
泊まる宛て何かない。
都会から出てきた見ず知らずの俺をちょー田舎の人が泊めてくれる訳がない。
俺は飛行機から降りた。
「…パスポートどうぞ…」
俺は少し怖めのおっさんにパスポートを渡す。
「どうも。」
俺はおっさんからパスポートをもらい空港から出た。
「…ちょー田舎………」
空港から出るなり大自然。
山、山、山!!!で一色。
都会はビル一色なのに山だから不自然だった。
「…さて、これからどこに行こうか…」
また同じキャッチフレーズで俺はキャリーバッグを持ちふらつく。
これは完璧な旅やな。
とにかくガンガン照りの太陽から解放されたくて
涼しげな駄菓子屋??らしきとこに入った。
まぁ…コンビニなんかないよなぁ…