“OKINA TERASIMA”

そう英語でかかれていたプレートを見た。

そこには薄れていたけど何か文字が下に書いてあった。

沖永じゃない名前。

ほんと薄れてて見えなかった。

誰かが落書きしたのをじょこう液でとったのかな?

とか一人で回想した。

「…まぁ適当に座って。」

俺は中に通された。

モノトーンで統一されていた綺麗な部屋だった。

部屋はありえないくらいの広さで床は黒の大理石だった。

部屋の真ん中にはグレーの絨毯の上に真っ白なソファーが置いてあった。

ソファーの前にはガラス机が置いてあって上には医学の本が散乱していた。

壁にデカイテレビがあった。

俺は沖永の部屋をまじまじと見つめた。

「…まぁここに座ってコーヒーでものもうぜ。」

そう言い沖永はキッチンの前にあるバーみたいなカウンターに俺を座らせた。

椅子はとても高く俺でも足が下につかなかった。

沖永はキッチンに行きコーヒーを持ってカウンターまで来た。

「…飲みあかそうぜ笑」

そう言って。