「あたしぃ明日遊園地行きたいんだけどぉ一緒に来てぇ!!」
所々伸ばして話している姿にこれは沖永狙いだな。
ってすぐにわかった。
「…明日かぁ…明日俺の大事な親友がちょー田舎行くから見送りしなきゃなんねぇんだわ!!ごめんな…??」
沖永は美女に上目遣いで顔を覗き込み言った。
「…わ…わかったぁ///」
美女はその顔に瞬殺だった。
「今度一緒に来てくれるぅ??//」
「…ん。予定なかったらな!!」
そう言いニカっと笑った沖永に美女は顔を真っ赤にして喜んで帰って行った。
「…俺の見送り何か来なくていいのに。」
俺が言うと沖永は笑った。
「ばーか!!お前の泣き顔を納めてからの夏休みEnjoyだろうが!!」
沖永がそう言った瞬間俺も笑みがこぼれた。
「…泣かねぇよ!!」
「どうだかぁ??」
俺らは一緒に笑い合った。
単位のレポートも書き終え、先生に提出し、沖永と一緒に帰る支度をした。