振り返るとそこにはあいつがいた・・・・

かっこいいのに顔が恐い・・・・

河井龍也(かわいりゅうや)が。

やっぱり今日も白いし。

ちょっと恐いし;




「ちょっと龍也!郁は今はうちのひまわり塗ってんの!」

「でも郁がもうやんないって言ってんだろっ?じゃあいいじゃねーか。なぁ郁?」

「・・・んー・・・まぁいいよっ。慧は1人でやってなさいっ。」


あたしは龍也の席に座って色を塗る。



「・・・お前さぁー・・・色塗んのすげー上手ぇなー。」

「これが上手いっていう!?」

「んぁーだって俺じゃあこうはできねーしなっ!やっぱ郁、お前上手いって!」


・・・笑った。

・・・今気付いたことだけど、龍也って恐いの雰囲気だけなんだ。

顔は普通にかっこいいし。笑うと恐い雰囲気がやわらぐっていうか・・・・

ただ恐いだけじゃなかったんだね・・・。


っていうかっ!

いきなり名前で呼んでるし・・・。

まぁ、もともと名前で呼ばれるの嫌じゃないし。

それに。

龍也だから・・・・?

っていうのもあったのかもしれないの。