目を覚ましてしばらくは状況を把握できなかった。



一つわかったのは、
右手がハンパじゃなく痛いってこと。




…あぁ、俺、友浩止めて、
右手ザックリやっちゃったんだ…


「良平……ゴメンッ!!」



友浩が深々と頭を下げて謝る。




「なんでお前が謝んだよ!そもそも、悪いのは俺なんだから!!」



俺があんなことしたから友浩は…