ウコンさんが入室しました。

アブラム『おや、早かったね。』

・・・

アブラム『行けなかった、のか?』

・・・

アブラム『そうか。』

・・・

アブラム『二年ぶりだものな、しかたがないさ。』

ウコン『すいません。』

・・・

・・・

ウコン『とりあえず、今日はおちます。』

アブラム『待て』

アブラム『明日の18時だ。』

アブラム『必ず来いよ。』

ウコン『はい』

ウコンさんが退出しました。




俺は変われないのかもしれない。

そう不安がよぎった、外に出ることもできない自分。

いつでも引きこもりなんてやめられる。

学校には行きたくないからいかない、外には用事がないからいかない。

ただそれだけだと思ってのに・・・

その日は一週間ぶりに筋トレもしなかった。