もしかしたら机にあるかもしれないと、杏珠は窓際に置かれている机に目を向けた。

が、やはりない。

一箇所だけ鍵がかかっている引き出しを見て、そこにあるのかもしれないなと、諦めて部屋に戻ることにした。