「ってことで杏珠、課題見せ…」

ほらきた。

「ダメだ!」

すかさず言おうとしている言葉を遮ってやった。

「えぇー!いぃじゃねぇかよー!」

「たまには自力でやれ!」

と、冷たく突き放すと「杏珠のケチぃ」と子供のようにいじけてしまった。