「あのさ、優衣…俺、優衣が…その…好きなんだ!付き合ってくれないか?!」

思わず立ち上がってしまったのに気付き、慌てて座り直した。
それを見て優衣はクスクスと笑った。
そろそろ観覧車は頂上に到達するところだ。

「私も…付き合えたらいいなと思ってた…」

「じゃあ…」

「よろしくお願いします」

とペコリと頭を下げた。

「やっ…やった!よかった!フられるんじゃないかって思ってた」