「やばかった!ちょー怖い!」

「優奈なんて俺にしがみついてくるんだぜ?」

ふと、二人の手をみると、手が繋がれていた。
杏珠と優衣はニヤニヤと二人を見る。

「なんだよ?」

「いや、お化け屋敷で随分と仲良くなったんだなぁと思って」

と二人の手に指差した。
優奈は自分達の手を見るとパッと離してしまった。

「あっ!優奈〜離さなくてもよかったのに!」

祐輔は残念そうだ。

「何言ってんの!」

祐輔は優奈に頭を叩かれていた。
その日、4人には笑いがたえなかった。