ちょっとしてから店を出た。
二人が出てくるのを近くのベンチで待った。

「優衣、楽しいか?」

「うん!すごい楽しいよ!」

「そうか、よかった!」

少しの沈黙…

「あのさ、優衣…」

と言いかけた所に二人がお化け屋敷から走ってきた。
なんてタイミングが悪い二人なんだ…
と心の中で毒づいた。