ちょうどお昼時なのもあって、杏珠たちはオープンカフェへと入った。
お腹を満たし、休憩しながら飲み物を飲んでいた。

「なぁ、あれってお化け屋敷じゃねぇ?」

と少し古ぼけた作りの建物を指差す。

「あ、そうかも。行く?」

優奈は乗り気だ。

「俺は苦手だからパス」

「私もちょっと…」

と言って杏珠と優衣は断った。

「じゃあ優奈、俺と行こうぜ!」

「しょーがない、行ってあげよう!」

そう言うと二人は揃って走って行った。

「二人が出てくる頃に向こうへ行ってみようか」

「うん、そうしよう」

二人はもう少しここでゆっくりすることにした。