結衣はたまにこうゆうところがある。
おっとりした性格からなのか、他に原因があるのか…

こうゆう時に限り、優奈の方がお姉さんに見える。
と言ってもどちらが先に生まれてきたかって違いだけなのだけれど。

そうこう話しているうちに学校へ到着した。
かばんを机の上に置くと、祐輔を呼びチケットを見せた。

「祐輔、これ母さんにもらったんだけどさ、結衣と優奈連れて行かねぇ?」

「まじで?!もちろん行くに決まってんじゃん!」

「じゃあ決まりだな!おい、結衣、優奈!」

二人を手招きで呼ぶ。