血だらけの杏珠を抱きかかえる父親。

黒猫はそれを見るとゆっくりと歩き出し、暗闇へと消えて行った。

「杏珠、お前は死なせない。」

そう呟くと、そのまま杏珠を抱き上げ、研究所へ向かった。