「なぁ、そこの黒猫。お前だけでも俺の最後、見届けてくれよな。」

そう言うと、先ほど購入したナイフを取り出す。

月の光を浴びてキラリと光った。

自分の体を切りつけるのには初めは躊躇ったが、この体は偽物。作りだと思うと、意外とすんなり切りつけることができた。

足も、腕も、腹も、何度も切りつけていく。