「あなたのせいよ…あなたがあんな資料を家に持ってくるから!!」

「…すまない」

「早くあの子を止めて!またあの子が私たちの元からいなくなってしまう!!」

父親は無言で頷くと、家を飛び出して行った。

「神様お願いです…もう私たちからあの子を引き離さないでください…」