翌日は雨だったと思う。昨日のチャンネル争いはもちろん俺の負け…。ユイが強いのは読者の皆もわかってきただろ?
雨の中ユイと別れて一人学校に向かう白夜。
そこにハヤテが見えた、白夜はハヤテに走りよる。
「おはよー!」
ハヤテはビックリした後おはようと言い返す。
白夜はハヤテに昨日帰ってからの事を話す、
ハヤテはそれを聞いて笑う。コイツはこの時から可愛い笑い方なのだ…
ハヤテと教室に入るとクラスの皆がハヤテと黒板に目が移動している
「きもいよね…」
「死ぬばいいのに」と言っているのが聞こえる。
白夜は黒板に目をむけてみる… そこにはハヤテの名前がある。
パソコンからプリントしたようでハヤテの転校理由が書いてあった
ハヤテ君はゲイです!男の皆は気をつけよう!
前の学校でハヤテ君は同じクラスの男とエッチをして、それがバレて転校しました。
後でわかった事だがゴリ君がハヤテの転校前の学校を知っていて何故転校したか調べたのだ…
ハヤテはまた暗い顔になる。
俺は…許せなかった。ゲイだからって馬鹿にする事が。好きな人が同じ男なだけで俺達と同じ人間なのに。そこまでする奴等が許せなかった。ゲイだからって馬鹿にする事が。好きな人が同じ男なだけで俺達と同じ人間なのに。そこまでする奴等が許せなかった…
白夜は何故か泣きそうになっていた。少しだけしかハヤテと話していないがハヤテは良い奴だ!
そんなハヤテを馬鹿にするクラスの人間が白夜には悪魔に見えた…
ハヤテは凄い。こんな事になってもクラスから出ていかないし泣きもしない…
自分と立ち向かって真実から目を背けてない。
白夜は怒る気持ちを押さえた、ここで怒ればハヤテの行動が無駄になる。
白夜はゴリ君に近付いていき
白夜は声を震わせながら言った「次ふざけた真似してみろ、殺すからな!」
ゴリラ王国は静かになる。
俺はハヤテの肩を軽く叩き 黒板に貼ってある紙を破り捨てる。
ハヤテはその日一声も俺と言葉を交わす事はなかった。俺はユイの家に帰って考え事していた…ごり君と立ち向かう奴なんていない。いるとするなら俺とハヤテぐらいだ、
ゴリラ王国対二人、俺はこのままだといけないと思った…ハヤテのために…ハヤテのために…と考えていた…
その時ユイが嬉しい事言ってくれた