「...しぃ、 さっきの...本当なの?」 しん、と静まり返った部屋はいつも見慣れてる癖に何故だか酷く息苦しい。 「...」 無言でふい、と目を逸らしてみても、数分前に言った一言はどう考えても消えてはくれない。 「しぃ?」 貴方の掠れた低めの声が外の記憶より大分低く、クーラーの効き過ぎたはずの部屋の中にこだました。