「どうしたんだ?疲れたのか?」





あたしからはあまり甘えないから先生は不思議がって聞いてきた。





「ううん…好きだなと思って」


「はぁ?酔ってんのか?」





勇気を出して言ったのに、驚かれたうえに不気味に思われてしまった。


酔ってはいないよ。
お風呂も入ったし、アルコールは抜けてるはず。





「酔ってないです」


「そうか…。珍しい事もあんだな」


「そうですね。帰ってきた時に先生がいてすごく嬉しかった」





先生があたしのベッドで寝ていた事がなんだか嬉しかった。