「不安に思ってる事言え」


「…もう大丈夫。ごめんね?」


「ひとりで解決してんじゃねぇよ。なんのために俺がいんだ?早く話せ」


「……うん、浮気してないよね?」


「はぁ?」






祥介さんは眉間にシワなんか寄せてあたしを見てる?


いや、睨んでる?






「ごめんなさい。毎日遅いから誰かいるのかと思ったの。この間、電話で女とかホテルとか話してたの聞いちゃったから」


「それでか。で、浮気じゃないって結論が出たのか?」


「……うん」


「……………」





何も言ってくれない祥介さん。


どうして?