俺は一晩中考えた。


横で眠る桜の顔を何度も見ながら…。



翌日、なかなか寝付けなかったせいで起きたらギリギリで急いで学校へ行った。



結局、一晩中考えた結論がプロポーズをすることだった。


もし駄目なら桜に従うしかないよな?



仕事帰りに宝石屋に寄り指輪を買った俺。



家に帰ると、まだ顔色の悪いまま夕飯の支度をしていた。





「桜、大丈夫か?」


「うん」






心配して聞くと、そっけなく返事を返された。