分からないあたしに『もういい』なんて言いながら何回もキスを繰り返す祥介さん。





「ふふっ。幸せ」





1年前はこんな幸せな時がくるなんて思ってなかった。


母の病気を知って、キャバクラで働いて頑張ってた時だった。


それからまだまだ嫌な事はあったけど、今はすごく幸せ。






「桜、もっかい言って」


「幸せ?」


「それじゃねぇよ」


「愛してる?」