祥介さんがすごく好きだったのが分かるかも。


あたしより年上なのに可愛らしい顔をしてる。


祥介さんはあたしの事を可愛いって言ってくれるけど、ほんとに可愛いって言うのはサヤカさんみたいな人の事を言うんだと思う。






「そうなんだ。祥介くんはあたしのためならなんでもしてくれるわ。あなたはそれでもいいの?」


「何が言いたいんですか?」


「祥介くんを私に返してほしい」






サヤカさんはすごく祥介さんに執着してる。


ほんとに祥介さんが好きでほしいのかも信じがたい。






「ごめんなさい。それは出来ません」


「この間、病院で見たんでしょ?」